みたらしがわのかえる
御手洗川の蛙
国内
儀式・遊び
- どんな話か
- 元旦に氷を割って捕った蛙を矢で射る神事で、氷が解けた年も蛙が自ら社前に現れたという。
- 細部
- 諏訪大社では御手洗川の蛙を神前に供える行事がある。この川は十一月ごろには凍りつくので、社人が斧を振るって氷を割ると、その下から蛙が跳び出してくる。これを三匹捕らえ、社の前に据えて矢で射るのが習いであった。ところが宝永三年の暮れの晦日に大雨が降り、氷がすっかり解けてしまって蛙を得られない年があった。困り果てたまま元旦を迎えると、社前の階段に蛙がうずくまっているのが見つかり、滞りなく神事を営むことができたという。この出来事は七不思議のひとつに数えられている。
- 広まり方
- 1983年刊『続日本随筆大成別巻』所収、玉田永教『年中故事』に記録がある。
- 地域
- 長野県諏訪市
- 年代
- 江戸時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ