じゅうにさん
ジュウニサン
国内
未確認生物
- どんな話か
- 山伏が代よりと呼ぶ女性にジュウニサン(ムジナ)を憑けて口寄せさせる「よりを立てる」という儀礼が行われていたという。
- 細部
- 佐渡では一般に「よりを立てる」と呼ばれる「ムジナ依せ」という儀礼が行われていた。トイギキを頼まれた山伏は、代よりと呼ばれる、自分の妻ではない女性(まれに男性のこともある)を連れてその家を訪ね、唱えごとをしてジュウニサンと呼ばれるムジナを代よりに憑かせる。すると代よりは、憑いたムジナの立場になったかのように語り出すのだという。実際に人に憑くムジナは数多くいたが、こうして呼び出されるムジナは特に霊験あらたかとされ、姿を見せない点でも普通のムジナとは区別され、畏れ多い地神として祀る家が多かった。
- 広まり方
- 1984年の『新潟県史 資料編23 民俗2』所収、山本修巳の記述に基づく。
- 地域
- 新潟県佐渡市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ