じゅうにさま
十二様
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 利根町の十二様は、かつて殺された瞽女シメの祟りを鎮めるために祀られたものだと伝わる。
- 細部
- 利根町に伝わる話。この地に祀られている十二様という祠は、もとはシメという名の瞽女、つまり盲目の旅の芸人が、昔何者かの手にかかって殺されてしまったことに由来するという。非業の死を遂げたシメの霊が祟りをなすと恐れられたため、村の人々はその霊を鎮めようとこの祠を建てて神として祀ったのだと伝えられている。旅の芸人という、土地に縁の薄い者の非業の死が祟りの元とされ、神格化されて祀られるに至った経緯は、各地に見られる祟り神信仰の典型の一つといえる。
- 広まり方
- 1982年刊『群馬県史 資料編26 民俗2』第一編六「俗信:二 祟り」(井田安雄)に記録されている。
- 地域
- 群馬県沼田市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ