じょうねんぼう
常念坊
国内
未確認生物
- どんな話か
- 夕方ごとに小さな徳利を提げて酒を買いに来て、常念岳の闇へ帰っていったという僧。
- 細部
- 田多井の酒屋には、日が傾くころになると決まって一人の坊さんが訪れた。手にしているのは小ぶりな徳利なのに、いくら注いでも望むだけの酒が収まったという。買い終えると坊さんは常念岳の方角へ歩み去り、暗がりに紛れて見えなくなる。里の者は誰もが、あれは常念岳の常念坊にちがいないと語り合った。山の名の由来を説く伝えであると同時に、器の底が知れないという不思議で山の主の異質さを示している。
- 広まり方
- 1990年刊の『長野県史 民俗編 中信地方 ことばと伝承』第十二編口頭伝承、山の伝説の項に収められている。
- 地域
- 長野県安曇野市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ