たむらのじぞうつきうらないあそび
田村の地蔵憑き占い遊び
国内
儀式・遊び
- どんな話か
- 幣束や南天を持たせた子供に地蔵様を憑けて占う、終戦頃まで行われた田村市の遊びの話。
- 細部
- 終戦の頃まで、小学校高学年の主に女子が数人集まって地蔵様を憑ける遊びが行われていた。知恵の発達がゆるやかな子を選んで幣束などを握らせ、輪の中央に座らせ、皆で手をつないで周りを囲み、唱え言を繰り返し唱えると、やがて幣束が勝手に動き出し、地蔵様が憑いたことがわかるのだという。大正の初め頃には、七つから十三歳ほどの子供たちが集まり、一人に南天と笹の葉を持たせて目隠しをしたまま座らせ、周りを取り囲んで唱え言を繰り返すという別のやり方も伝わっていた。地蔵様には何を尋ねても答えてくれるが、ある時その答えを聞いて笑ったところ急に暴れだし、大人たちが集まって竹箒を枕にして寝かせるとようやく元に戻ったという出来事もあったという。
- 広まり方
- 1969年刊行『西郊民俗』、大島建彦による「地蔵つけ・オカマつけ―福島県郡山市・田村郡―」に記録されている。
- 地域
- 福島県田村市
- 年代
- 昭和
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ