よこはまのむしろにすわるじぞう
横浜の莚に座る地蔵
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 行き倒れた者を弔う堤の地蔵で、祭りの日に祠前の莚へ座ると縁起がよいとされた。
- 細部
- 鳥山町に伝わる。中川の堤には、路上で命を落とした者を供養するために据えられた地蔵がある。縁日には近隣の人々が集まり、供えたものを下げて飲み食いするのが習わしだった。その際、祠の前に敷かれた莚の上に腰を下ろすと縁起がよいと言われていた。名も知れぬ死者を祀った像でありながら、祭りの場では福を分け与える側に回っている点が目を引く。行き倒れの供養が土地の年中の楽しみへ組み込まれていった様子がうかがえる。
- 広まり方
- 『民間伝承』1939年に載った佐久間昇「横浜港北民俗」に記録されている。
- 地域
- 神奈川県横浜市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ