くちをきいたじぞう
口をきいた地蔵
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 耳が聞こえなかった僧が地蔵堂で務めを果たした夜、地蔵の声が初めて聞こえたという話。
- 細部
- 宝暦の末ごろ、浅草寺のあたりにありがた坊と呼ばれる僧がいた。本名を楽心といい、生まれつき耳が聞こえなかった。ある時、地蔵堂の常念仏の役目を務めると、その夜初めて地蔵尊が「楽心、楽心」と呼びかける声が聞こえ、自らも「ありがとうござります」と初めて言葉を発した。それ以来、耳も聞こえ言葉も話せるようになったと伝わる。
- 広まり方
- 1973年刊行の日本随筆大成第二期、太田南畝の仮名世説に記された話。
- 地域
- 東京都台東区
- 年代
- 江戸時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ