はなをまげられたじぞう
鼻を曲げられた地蔵
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 素性を隠していた仙人が地蔵に密告され、正体を暴かれた仕返しに地蔵の鼻を捻じ曲げたという。
- 細部
- 黒石村付近の山で仙人のような暮らしをしていた者がいた。自分の素性を明かさず、寺の住職と四方山話をするのだけを楽しみにしていたが、その正体を地蔵が住職にこっそり密告してしまい、仙人の目論見は台無しになった。自分の素性が漏らされたと知った仙人は怒り、仕返しとして地蔵の鼻をぐいと捻じ曲げてしまったという。人ならぬ者同士の意地の張り合いが、地蔵の姿の由来として語られている。
- 広まり方
- 1922年の『土の鈴』所収、佐々木喜善「地蔵雑話」に記録がある。
- 地域
- 岩手県奥州市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ