じぞう
地蔵
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 寝小便を治す願掛けや、鼠の害を鎮める緒の結び直しなど、暮らしの困りごとに霊験があるとされた地蔵である。
- 細部
- ある女中が男児の寝小便に手を焼き、この地蔵へ連れて参詣させたところ、満願となった日の朝を境にぴたりとやんだという。また別の言い伝えでは、鼠が家の中で暴れて困るとき、地蔵の前に下げられた緒を一度ほどいて結びなおすと騒ぎが治まるとされた。いずれも地蔵の前で行う簡単な所作が、家庭内の具体的な悩みを解決する手立てとして語られている。日常のささやかな困りごとに寄り添う身近な信仰対象として位置づけられていたことがわかる。
- 広まり方
- 1939年の『旅と伝説』所収、田中勝雄「仏寺に縁りある伝説と俗信―丹波国船井郡に於ける―」に記録がある。
- 地域
- 京都府南丹市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ