けせんぬましのとうげにきえたろくぶおやこ
気仙沼市の峠に消えた六部母子
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 夫婦の六部が峠で産気づき赤子を産んだ後に姿を消し、供養のため建てられたという地蔵の言い伝え。
- 細部
- 唐桑村と鹿折村の境にある峠には、一体の地蔵が祀られている。江戸時代のこととして、この峠を通りかかった六部の夫婦のうち妻が急に産気づき、赤子を産んだという言い伝えが残る。夫が助けを呼びに走って人を連れて戻ったときには、母子ともにその場から姿を消していたという。その後、母子の後世の安楽を願ってこの地蔵が建てられたとされる。悪戯でこの地蔵が沢に転がされた際には、地蔵が夢枕に立って自らの所在を告げたとも伝わる。
- 広まり方
- 1922年の『土の鈴』所収、佐々木喜善による「地蔵雑話」に記録されている。
- 地域
- 宮城県気仙沼市
- 年代
- 江戸時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ