かものゆきみちをあるくこじぞう
加茂の雪道を歩く小地蔵
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 六部が礼にと集落へ残した小地蔵が冬の日に堂から消え、雪に残る足跡をたどると清水のそばに立っていたという。
- 細部
- かつてこの土地を訪れた六部が、何千貫もある巨石に三、四年をかけて四メートル近い地蔵を彫り上げ、泉のそばまで運んだ。集落の人々の助力への礼として、あわせて小さな地蔵も残していったという。この小地蔵はお堂に安置されたが、子どもたちがいじって遊ぶため格子の中に入れて守っていた。ところが冬のある日、様子を見に行くと地蔵の姿がなく、雪の上には小さな子どもの足跡だけが点々と続いていた。たどっていくと、清水の湧く場所にその地蔵が立っていたという。以来そこは地蔵清水と呼ばれるようになり、地蔵自体は谷泉寺へ移されて祀られている。
- 広まり方
- 1966年の調査報告『民俗採訪』の加茂市旧七谷村の項(國學院大學民俗学研究会)に記録されている。
- 地域
- 新潟県加茂市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ