じぞう
地蔵
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 桜江町では洪水で流された地蔵が水面に浮かびながら光を放ち、元あった場所の別の持ち主には夢でお告げが下ったと伝わる。
- 細部
- 桜江町で起きた洪水の際、水に浮かんで流されていく一体の地蔵があった。その地蔵は、ただ流されるだけでなく自ら光を放っていたと語られている。もとその地蔵が祀られていた場所は、当時すでに別の人が所有する土地になっていたが、その持ち主のもとへは夢を通じてお告げが届いたのだという。水害という災いのさなかに、失われたかに見えた信仰の対象が光という形で自らの存在を示し、さらに縁のある者へ夢で働きかけたという構成の話である。
- 広まり方
- 1936年の『旅と伝説』所収、千代延尚寿「神仏に縁ある話―石見地方に於ける―」という報告に記録されている。
- 地域
- 島根県江津市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ