じぬしのないとち
地主のない土地
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 所持金目当てに殺した六部の怨霊が土地の所有者に祟り、以来持ち主のいない荒れ地になったという。
- 細部
- 旅の途中で日が暮れた六部を家に泊めた者が、持っていた金に目がくらんでその六部を殺め、屋敷の片隅に埋めてしまった。それ以来、この土地を手に入れた者には決まって祟りが及び、若くして命を落としたり、作物がまったく実らなくなったりすることが続いたという。のちに六部の墓を建てて弔いはしたものの祟りへの恐れは消えず、この土地には今日に至るまではっきりした持ち主がつかず、手入れもされないまま荒れ果てているのだと語られている。
- 広まり方
- 1956年刊『宮城縣史 民俗3』の妖怪変化・幽霊の事例篇に記録がある。
- 地域
- 宮城県涌谷町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ