じんじゃのかぎあずかり
神社の鍵あずかり
国内
儀式・遊び
- どんな話か
- 宮の鍵を預かる家には肉食や葬儀への出入りを禁じる掟があり、それを破ると神罰が下ると伝わる。
- 細部
- 大野市のある神社では、鍵を預かる家に厳しい掟があり、肉を口にせず、村の葬儀や出産にも関わらないしきたりが守られてきた。かつてこの家の年老いた女性が長患いで背中を痛め、藁むしろの上では辛いからと村人が獲った熊の皮を敷いて寝たところ、たちまち体が腫れ上がって死んでしまったと語られる。また別の話では、鍵あずかりの役目を欲しがった氏子総代が、祭りの日に無断で鍵を持ち出し堂の扉を開けようとしたが、どうしても開かなかった。昼寝をしていた神主の耳には「宮の戸はお前でなければ開かない」という神の声が聞こえ、驚いた総代たちは詫びを入れて元どおり鍵はその家に戻されたという。
- 広まり方
- 『民間伝承』1949年掲載、千葉徳爾「神主家の生活」に記録がある。
- 地域
- 福井県大野市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ