さいじょうのしょくをうばうじきとり
西条の食を奪うジキトリ
国内
未確認生物
- どんな話か
- 山中で急に力が抜けて歩けなくなる状態を、この名の存在に食を奪われたためと説明した。
- 細部
- 山に入った者が、それまで何ともなかったのに突然力が入らなくなり、その場から動けなくなることがある。西条ではこれを、ジキトリに取り憑かれて食い気を奪われたのだと言い表した。空腹による脱力を怪異の仕業として名指すこの語り方は、西日本各地で知られるヒダル神の類例に当たり、報告もひだる神を論じた文章の中に置かれている。名前そのものが、食を取る者という意味を素直に表している点が分かりやすい。
- 広まり方
- 1926年の『民族』に載る八巻頴男「ひだる神のこと」に記録がある。
- 地域
- 愛媛県西条市
- 年代
- 大正時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ