あいなんのまめめしでふせぐじきとり
愛南の豆飯で防ぐジキトリ
国内
未確認生物
- どんな話か
- 峠越えの旅人に取りついて激しい空腹で倒れさせる憑き神で、豆飯を食べて出立すれば防げるという。
- 細部
- 旅に出るとき、とりわけ峠を越えて行く道すがらは、ジキトリに取りつかれる恐れがあるとされた。憑かれた者は突然どうしようもない空腹に襲われ、その場に倒れ込んでしまう。そこで出立の前には必ず豆を炊き込んだ飯を腹に入れてから発てと諭された。同じ地方で語られるノツゴも人に取りついて空腹をもたらすとされ、少しでも口に入れれば収まると言われる。人けのない山道で行き倒れる危険を、腹ごしらえの習慣として言い伝えた形と読める。
- 広まり方
- 1985年の『伊予の民俗』所収、鈴木泰助「妖怪変化の話など」に記録がある。
- 地域
- 愛媛県愛南町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ