じごくのと
地獄の戸
国内
儀式・遊び
- どんな話か
- 七月十六日は冥途の門が開くとされ、墓へ参る一方で川に入ることが固く禁じられていた。
- 細部
- 旧加茂村では、七月十六日を墓参りの日と定めていた。この日はあの世へ通じる戸が開け放たれるといい、そのぶん生者の側が危うくなると考えられていたらしい。だからこそ、同じ日に水へ入ることは厳しく戒められ、子どもも川遊びを許されなかった。盆の時季に死者が行き来するという観念と、水難を避けるための実際的な戒めとが、ひとつの禁忌に重ねられている。
- 広まり方
- 1961年刊の『あゆみ―西條市加茂の民俗―』所収、森正史監修の集落と村制の章(年中行事)に記録がある。
- 地域
- 愛媛県西条市
- 年代
- 昭和
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ