じごくのかまのふたあけ
地獄の釜の蓋あけ
国内
儀式・遊び
- どんな話か
- 8月14〜16日の盆は地獄の釜の蓋があく期間で、鬼が死者を釜の縁まで引き上げ、参らないと寺で待たされるという。
- 細部
- 越前市(旧武生市坂口村)に伝わる盆の言い伝えである。8月14日から16日までの3日間が盆にあたり、この期間は地獄の釜の蓋があくとされ、地獄の鬼が金棒で死者を挟み上げて釜の縁まで運んでくれるのだという。この期間に子孫が寺参りをしないと、せっかく釜の縁まで引き上げられた死者が行き場を失い、寺の軒先、あまだれの落ちるあたりでいつまでも家族の訪れを待ち続けることになるといわれている。地獄と現世、寺とを結ぶ独特の盆の観念を伝える話である。
- 広まり方
- 1971年の『民俗採訪』所収、國學院大學民俗学研究会による「福井県武生市坂口村」の調査報告に記録がある。
- 地域
- 福井県越前市
- 年代
- 昭和
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ