じがみのたたり
地神の祟り
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 地神を粗末にすると近隣7軒にまで祟りが及ぶとされ、原因不明の病がトイギキで地神の祟りと判明することもあった。
- 細部
佐渡では、地神をきちんとまつらなくなると、その家だけでなく周囲のアタリ七軒にまで祟りが及ぶと考えられていた。原因のわからない不調が続くと、アリマサンやドンドコヤといった民間の巫女や山伏にトイギキを頼むことがあり、そうした相談をきっかけに、それまで祀っていなかった家が新しく地神を迎え入れるようになった例も珍しくなかったという。実際にあった例として、ある家の主人が風邪のように寝込んだかと思うと口が利けなくなり、耳まで痛むようになって入院したが病名すらわからなかった。
困り果てて八海山に尋ねたところ、地神さんの祟りだと告げられる。その家の地神は屋敷の藤の木の根元にまつられており、毎日椀一杯の飯を供えていたが、地神の本尊であるムジナの眷属が増えてそれでは足りなくなっていたのだという。急いで供え物を増やしてまつり直すと、主人はほどなく回復したと伝わる。
- 広まり方
- 1984年刊の『新潟県史 資料編23 民俗2』所収、谷口貢および森谷周野による記録に基づく。
- 地域
- 新潟県佐渡市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ