おうしゅうのみがわりむすめがすくうじゃたい
奥州の身代わり娘が救う蛇体
国内
未確認生物
- どんな話か
- 家来を酷使した悪女が蛇体と化し、身代わりの娘の祈りで救われた沼の主の伝説。
- 細部
- 昔、水沢のあたりに掃部長者という者がいて、その妻は貪欲で無道な悪女であった。365人ともいわれる家来や下人を昼夜の別なく酷使したため、その悪業の報いでついに蛇の姿へと変じ、近くの沼に入って主となってしまった。以来、この沼へは毎年ひとりの娘を人身御供として捧げることが村のしきたりとなってしまったが、長者にとって実の娘にあたるお小夜という娘が身代わりを買って出て観音経を唱え続けたところ、その功徳によって悪蛇は済度され、もとの美しい姿に戻ったという。
- 広まり方
- 『旅と伝説』1931年、折口信夫「美曽呂ヶ池」に記録されている。
- 地域
- 岩手県奥州市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ