じゃたい
蛇体
国内
未確認生物
- どんな話か
- 信心深い兄が寺参りの途中で大蛇に変じ、弟は片目をくり抜かせて酒造りに使ったが、その力を咎められて兄を再び池に沈めたという。
- 細部
- まんのう町に伝わる兄弟の話である。信心深い兄が寺参りに出かける道中、大きな物音が響き渡った。弟はそれを自分が猟で大物を仕留めた音かと思っていたが、やがて兄の身に異変が起こり、大蛇へと姿を変えてしまった。悲しんだ弟は、その兄を近くの池まで連れていって沈めるほかなかった。それから弟の猟の成果は振るわなくなってしまうが、兄は自分の片方の目をくり抜かせ、それを使って酒を造るよう弟に告げる。弟が言われたとおりにすると事業は成功をおさめたものの、大蛇となった兄の力を借りていることを人々に咎められてしまい、弟は再び兄を池に沈めなければならなくなったという。
- 広まり方
- 1975年の『土佐民俗』所収、前田年雄「土佐と讃岐に伝わる万濃ケ池の蛇体」に記録がある。
- 地域
- 香川県まんのう町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ