たかやましのへびとげじょのこい
高山市の蛇と下女の恋
国内
未確認生物
- どんな話か
- 日和田の原田家の下女チンマは杣人小三郎と恋仲だったが正体は蛇と噂され、糸をたどると池の原の池へ続いていた。
- 細部
- 高山市高根町の日和田にあった裕福な原田家に、チンマという名の下女が仕えていた。よく働き料理の腕も見事で、器量よしとしても評判だった。杣人の小三郎とチンマは互いに惹かれ合う仲となり、二人の様子を村人たちはうらやましそうに眺めていたが、ある日を境に忽然と姿を消してしまう。その後、チンマが洗い物をしていた流しの下から蛇の骨が積み重なって見つかったとか、料理に蛇の出汁を使っていたらしいといった噂が村に広まり、チンマの正体は蛇だったのではないかと言われるようになった。着物に糸を通した針を刺しておいたところ、糸は池の原にある雌の池まで続いており、チンマはその池の主だったのだろうと結論づけられている。
- 広まり方
- 1943年の『ひだびと』所収、海野金一郎「杣が池物語(下)」に記録がある。
- 地域
- 岐阜県高山市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ