まつもとのいづなをたいまつでおうゆかしたばらい
松本のイヅナを松明で追う床下祓い
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 床下に潜むとされた憑き物で、一族総出で床を剥ぎ松明を振って追い立てたという。
- 細部
- イヅナに取りつかれたと思われる者が出ると、まず法眼様のもとを訪れて占いを立てた。その結果、床下に潜んでいると告げられた場合には、家族と親類が総出で家を取り巻いた。合図とともに一気に床板を剥がし、火のついた松明を振り回して光と炎で追い立て、外へ逃げ出させるのである。占いによって居場所を突き止め、人数と火の勢いで一挙に押し出すという段取りが決まっていた点に、この土地の憑き物落としの型がうかがえる。
- 広まり方
- 1954年の『民俗』通信欄に載る伊藤精彦の報告に記録がある。
- 地域
- 長野県松本市
- 年代
- 昭和
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ