いやぎをさす
イヤギを差す
国内
儀式・遊び
- どんな話か
- 新生児の臍の緒を処理する間に家人がすすきの幹を桁に差して運命を先取りし、神より先にイヤギを授ける喜界島の産育儀礼。
- 細部
- 喜界島では子供が生まれると、母親が臍の緒を結んでいる短い間に、家の者の誰かが急いでイヤギ(運命)を差すという行為を行う。これは、神様から悪い運を授けられてしまう前に、家の側で先手を打って良い運を授けようとするものである。方法としては、ズシキー(すすき)の幹を三本、一尺三、四寸ほどに切り、サヌマ(茶の間)の東側の入り口にある桁の上に差し込む。次に生まれる子については、この薄の間隔が離れていれば遠方で生まれ、近ければ近くで生まれるとも言い伝えられている。
- 広まり方
- 1933年の『旅と伝説』に掲載された岩倉市郎「喜界島」に記録がある。
- 地域
- 鹿児島県喜界町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ