とうみしのおおいわなできえたゆとふじ
東御市の大岩魚で消えた湯と藤
国内
未確認生物
- どんな話か
- 山の主かもしれぬ大岩魚を村人が食べたところ、湧いていた湯も藤も魚も失われたという話。
- 細部
- 湯の湧く場所の近くに寺があり、僧が住んでいた。あるとき村人が並外れて大きな岩魚を捕らえて持ち込む。僧はこれは山の主かもしれないから命を取るべきではないと諭したが、村人は聞き入れず煮て食べてしまった。僧が唱えごとをすると、それまで湧き出ていた湯は冷たい水に変わり、あたり一面にあった藤も消え、魚の姿もなくなったという。土地の恵みが主の殺生と引き換えに失われる形で語られており、禁忌を破った結果が景観そのものの変化として示されるところに特徴がある。
- 広まり方
- 1982年刊『上田盆地』所収、宮下博一による東部町付近の民話と伝説の報告に記録がある。
- 地域
- 長野県東御市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ