いわびつやまのてら
岩櫃山の寺
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 渋川市原町の寺の坊さんが城主の居場所を敵に漏らして討死させたため、以来この寺は完成すると火事になるという。
- 細部
- 渋川市原町に伝わる話。かつてクマソと呼ばれる敵勢がこの地の城に攻め寄せてきた際、原町にあるお寺の坊さんがうっかり城主の居所を教えてしまい、そのために城主は討ち死にしてしまったのだという。この一件があって以来、このお寺では建物を完成させるたびに火事が起きてしまうと言い伝えられるようになった。そのため、寺の普請では最後の仕上げをあえて済ませないままにしておくのだという。過去の裏切りに対する祟りが、寺の建築そのものに影を落としているとされる話である。
- 広まり方
- 1989年刊『中尾と平の民俗―群馬県北群馬郡小野上村村上地区―』所収、東洋大学民俗研究会「九 口承文芸」に記録されている。
- 地域
- 群馬県渋川市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ