いつくしまのからす
厳島の烏
国内
未確認生物
- どんな話か
- 岩国稲荷の烏のうち2羽は厳島弁天が孵したとされ、毎年6月に親烏だけが岩国へ飛び去るという。
- 細部
- 周防国の岩国稲荷に仕えるとされる烏のうち、2羽については厳島の弁財天が卵から孵したものだと語られている。厳島にはこの烏以外の鳥は住み着かないとされるほど特別な存在として扱われてきた。この番の烏は雄と雌からなり、春になると雛を産む。そして6月15日になると、親子合わせて4羽が弁天社の上空で鳴き交わした後、親鳥だけが厳島を離れて岩国へと飛んでいき、生まれた子の烏は厳島にとどまるのだという。
- 広まり方
- 1982年刊行の『続日本随筆大成別巻』に収められた、山田桂翁の随筆「宝暦現来集」に記録がある。
- 地域
- 山口県岩国市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ