いたちよせ
鼬寄せ
国内
儀式・遊び
- どんな話か
- 面白半分に行われた鼬寄せでは依人が鼬に憑かれて跳ね回り、離すための唱詞も別に伝わっていた。
- 細部
- 南会津には、鼬寄せと呼ばれる憑依の術がかつて行われていたという話が伝わっている。ある時期、村の者たちが遊び半分でこれを試したことがあった。まずトリニン、すなわち依人となる者を一人選び出し、その場にいる皆で唱詞を声をそろえて唱えると、依人は勝手に跳ねまわり出したという。鼬を呼び寄せて憑かせること自体は簡単だが、いったん憑いたものを離すのは難しいとされ、離すための専用の唱詞も別に伝えられていた。何もせずそのまま放っておいても、時間が経てば鼬は自然と依人から離れていくともいう。
- 広まり方
- 1938年刊『旅と伝説』所収、野口長義「南会津の民俗(三)」に記録されている。
- 地域
- 福島県檜枝岐村
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ