いたちよせ
いたちよせ
国内
儀式・遊び
- どんな話か
- いたちを神のよりましとして憑かせ、病状や天候、作物の豊凶を尋ねる檜枝岐村の女人禁制の託宣儀礼。
- 細部
檜枝岐村では、いたちには神霊が宿るとされ、よりと呼ばれる神のよりましとして扱われてきた。法印や特殊な祈祷によっていたちの神霊をよりましに乗り移らせ、その口を通じて病状や天候、作物の豊凶などを尋ねる託宣が行われていたという。正式な神事では燧岳神社の祭場を設け、幣束を持つよりを中心に大勢が取り囲んで唱え言を唱え、よりの体が震えて飛び上がるようになると神霊が降りた合図とされた。
一方で、村の若者たちが面白半分に行う略式のいたちよせもあり、より人を囲んで呪文を繰り返すうちにいたちが寄ってくるとされ、周りの者が「どこから来たいたちだ」などと問答を交わしたという。いたちを呼び寄せるのはたやすいが、その場から離すのは難しいとされ、離すための唱え言葉があるとも伝えられている。
- 広まり方
- 1964年の『福島県史』第23巻民俗1所収、岩崎敏夫・和田文夫・山口弥一郎「会津檜枝岐村民俗誌」の俗信の項に記されている。
- 地域
- 福島県檜枝岐村
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ