いたちのみちきり
イタチの道切り
国内
儀式・遊び
- どんな話か
- イタチに前を横切られたとき、こちらが先に切り返すと唱えて凶事を打ち消した。
- 細部
- 道を歩いていてイタチが目の前を走り抜けると、それは縁起の悪い出来事とされた。上直瀬ではその場で、イタチが道を切った、血の道を切った、しかし自分のほうが先に切るのだ、という意味の文句を唱える。末尾には真言のアビラウンケンソワカを添える。獣が先に道を横切ったという事実を、唱えごとによって自分が先だったと言い換えてしまう理屈になっており、災いを言葉で先回りして無効にする発想が読み取れる。
- 広まり方
- 1960年刊の『あゆみ―ふるさとの民俗―』所収、森正史監修による上直瀬(旧川瀬村)の民俗調査に記録がある。
- 地域
- 愛媛県久万高原町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ