いっすんぼうず
一寸坊主
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 助任橋の擬宝珠を叩いた守衛の体に一寸坊主が群がり踊り、以後彼と弟の家系は若死にが続いた。
- 細部
- 徳島市の助任橋には、三番目の擬宝珠を叩きながら「今夜来い」と唱えると必ず妖怪が現れるという言い伝えがあった。ある藩士の子である守衛という人物が、試しにその擬宝珠を叩いて帰宅したところ、その夜、彼の体の上で無数の一寸坊主が踊り騒いだという。守衛はその後まもなく若くして亡くなり、跡を継いだ弟の源内も、迎える妻が代々若死にするという不幸に見舞われた。これらは助任橋に棲む狸の祟りによるものだとされている。
- 広まり方
- 『郷土趣味』1921年掲載の長尾楓窓「妖怪に遇ふた人」に記録されている。
- 地域
- 徳島県徳島市
- 年代
- 江戸時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ