いそてんぐ
磯天狗
国内
未確認生物
- どんな話か
- 鳶ヶ崎で夜釣りをしていたおじいさんが大漁の最中に火の玉が飛来し、わらじを頭に載せ念仏を唱えるとびくの魚が消えていたという話。
- 細部
- このおじいさんがまだ若かったころのことである。鳶ヶ崎へ夜釣りに出かけたところ、今にも雨が降り出しそうな暗い夜であったにもかかわらず、面白いほど魚が釣れて、腰につけたびくはずっしりと重くなっていた。ところが突然あたりが明るくなり、驚いて空を見上げると、海田の海の方角から大きな火の玉が二つ三つ、こちらに向かって飛んでくるのが見えた。これは磯天狗に違いないと思ったおじいさんは、とっさにわらじを頭の上に載せ、一心に念仏を唱え続けた。しばらくすると火の玉は南のほうへと飛び去っていったが、気づけばびくの中の魚はすっかりなくなっていたという。
- 広まり方
- 2002年の『みなみ』に掲載された「磯天狗」に記録がある。
- 地域
- 愛知県南知多町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ