せんだいのこうぼうだいしのいしいも
仙台の弘法大師の石芋
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 空腹の弘法大師に里芋を断った老婆の家では、翌日から畑の芋がすべて食べられない石芋に変わってしまったという。
- 細部
- 昔、空腹を抱えた弘法大師がこの下愛子の村を通りかかったとき、ある家で老婆が里芋を煮ているのを見つけ、うまそうな匂いに誘われて分けてほしいと頼んだ。しかし老婆はこれを断ってしまう。すると翌日から、この家の畑でとれる芋はことごとく固くなり、とても食べられない石芋に変わってしまったのだという。弘法大師にまつわる伝説には情け深い者が報われる話が多い中で、この石芋の話は反対に、施しを拒んだ側が罰を受ける形をとっている。同じ型の石芋の言い伝えは全国各地の弘法大師伝説にも見られる。
- 広まり方
- 出典は『宮城縣史 民俗3』(1956年)の伝説「木の部」。
- 地域
- 宮城県仙台市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ