たたるいし
たたる石
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 動かすと祟るという自然石で、持ち帰った者が体調を崩し、戻すと回復したという。
- 細部
- 直径六十センチほどの丸い自然石があり、位置を変えると障りが出ると言い伝えられてきた。ある人が庭に据えようと運び出したところ、まもなく体の調子を崩した。石をもとの場所へ返すと快方に向かったという。昭和三十年ごろにも似た出来事があったと語られており、この戒めが昔話にとどまらず繰り返し確かめられてきたことが分かる。石を動かすなという禁忌が、実際の不調という形で裏づけられていく型の話である。
- 広まり方
- 1990年刊の『長野県史 民俗編 中信地方 ことばと伝承』の口頭伝承の章、たたる石の項に記録がある。
- 地域
- 長野県塩尻市
- 年代
- 昭和
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ