いぬがみつき
犬神つき
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 犬神つきは血筋で受け継がれ、妬む心の強い人に憑くといい、味覚の異常や奇行など様々な兆候が現れる。
- 細部
- 犬神つきという性質は家系として代々受け継がれるとされ、他人をねたみそねむ心の強い者に取り憑くという。この犬神に取り憑かれると、寿司を口にしても風味を感じ取れなくなったり、豆腐がまるで水のように崩れてしまったり、もち米を杵で搗いてもうまく餅の形にならなかったりと、日常の中に奇妙な異変が生じるとされる。そのほかにも、心の中でねたんでいた相手の名を思わず口にしてしまう、真冬の雪道を裸足で走り出す、身重の女性が鳥を手にかけてしまうといった、常識では考えにくい振る舞いに及ぶことがあると語り伝えられている。
- 広まり方
- 1976年の『常民』所収、中央大学民俗研究会による山口県阿武郡福栄村紫福地区の調査報告書に記録がある。
- 地域
- 山口県萩市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ