いぬがみ・とびょう
犬神・トビョウ
国内
未確認生物
- どんな話か
- 萩市では犬神やトビョウが人に憑いて悩ませ、憑いた家同士で嫁を取り合ったと伝わる。
- 細部
- 萩市には、人に犬神やトビョウが取り憑いて苦しめるという伝承がある。取り憑かれた者を稲荷に願って祈祷すると、憑いている正体を自ら口にすることがあるという。その際は憑いた本人に対して面と向かって指摘はせず、物を供えることで思い直させ、憑き物を引かせるのが習わしだった。犬神の血筋を引く家には白い斑点のある鼠が75匹取り憑いているとされ、そうした家は普通の家から嫁を迎えにくかったため、同じくトビョウを抱える家同士で嫁を娶わせていたという。ただし該当する4、5軒はいずれも後年に他の土地へ移り住んでしまったと伝わる。
- 広まり方
- 2002年刊行の『山口県史資料編民俗1民俗誌再考』所収、瀬川清子「島と海の民俗:見島見聞」に記録がある。
- 地域
- 山口県萩市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ