うすきのつぼにかうへびのいぬがみ
臼杵の壷に飼う蛇の犬神
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 犬神を飼う家では壷の中に蛇を飼うとされ、主人が怒ると相手の腹が痛み、正体は犬より鼬や鼠に近いとも語られる。
- 細部
- 犬神を飼うとされる家では、壷の中に蛇を潜ませているといい、その家の主人が腹を立てると、相手の腹に痛みが走るとされた。人が急に空腹を覚えたときも「犬神が憑いた」と言い表す。犬神という名でありながら正体は犬そのものではないとされ、鼬より小柄で口先が尖っているとも、外道と同じく鼠に似ているとも、あるいは蛇だとも言われて一定しない。それでも犬神に取り憑かれた人が他人に噛みつく振る舞いを見せる点だけは、犬らしい性質として語り継がれている。
- 広まり方
- 1939年の『民間伝承』所収、瀬川清子「怪異」と、1949年の同誌、大藤時彦「犬飼はずなど」に記録がある。
- 地域
- 大分県臼杵市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ