さいじょうのいぬがみいえすじ
西条の犬神家筋
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 弘法大師が与えた禁呪の紙を破ったことから生じたとされ、家筋に憑いて代々受け継がれるという。
- 細部
- 小松に伝わる由来では、一夜の宿を借りた弘法大師が礼として、野猪が畑を荒らさないよう文字を記した紙を封じて与え、決して封を切ってはならないと言い置いた。害が止んだ不思議さに耐えかねた家人が封を破ると、そこには犬の絵が描かれていた。その犬が紙から飛び出し、犬神になったという。犬神は鼠ほどの小さな生き物とされ、その家の者の目には映るが他人には見えない。家族の人数と同じだけ存在し、犬神筋から嫁を迎えれば婚家までが同じ筋になるとされ、憑きものの家筋をめぐる観念がはっきりと語られている。
- 広まり方
- 1913年の『郷土研究』に載る愛媛県小松町青年会「犬神に就て」に記録がある。
- 地域
- 愛媛県西条市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ