おおずのいぬがみつきとえんだんよけ
大洲の犬神憑きと縁談避け
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 終戦前まで語られた憑きもので、憑かれた者は犬のように吠え、家筋ごと縁組を避けられた。
- 細部
- 犬神の話は終戦前まで生きていた。要領を得ないことや突飛なことを口にする人がいると、犬神が憑いたのだと言われ、あの家は犬神スジだ、あの人は犬神の系統だと噂されて敬遠され、縁談が来ないこともあった。憑かれた者は予言をするともいい、これは人間が犬神の力を身に帯びるからだと説明された。憑く前触れとして天井のあたりがぞろぞろと鳴り、家の誰かが憑かれるとサアイヌルゾと言って戸口で倒れた。落ちることもあれば、そのまま戻らないこともある。病人に憑いた場合はワンコワンコと吠え、太夫やお山さんに拝んでもらってイヌルイヌルと叫べば抜けて元に戻ったという。
- 広まり方
- 1986年の『民俗採訪』所収、国学院大学民俗学研究会による愛媛県喜多郡河辺村の報告に記録がある。
- 地域
- 愛媛県大洲市
- 年代
- 昭和
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ