みねのいぬがみすじとさけられたえんだん
美祢の犬神筋と避けられた縁談
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 犬神筋とされる家は昔から縁談を避けられてきたが、当代の暮らしぶりに違いは見られないという美祢市の伝聞。
- 細部
- 美祢市に伝わる憑き物筋にまつわる話である。犬神を使うとされる家系は「犬神筋」と呼ばれ、地元の年配の住民は今でもそうした家を「筋が悪い」と評して縁組を控える傾向があるという。もっとも、当の家庭が暮らしぶりや振る舞いで他と異なる点は特になく、外からは犬神筋かどうか判別できないというのが実情のようだ。信仰の実体が薄れた後も、婚姻を通じて血筋が続くことへの警戒心だけが慣習として住民の間に残っている点がうかがえる。
- 広まり方
- 1959年の『女性と経験』に掲載された馬場富子「私の聞き歩き―広島県・山口県」に記録されている。
- 地域
- 山口県美祢市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ