いぬがみ
犬神
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 犬を土中に首だけ出して埋めて飢えさせた末に首を切り、その霊を祀る「イマ神念じ」という呪法が渡良浦にあったという。
- 細部
- ある神官の話として伝わるところによれば、犬を土の中に首だけ出して埋め、目の前に食べ物を置いて一週間ほど飢えたままにしておき、その後で首を切り落とす。切られた首は目の前の食べ物に飛びついて食らいつくといい、その凄惨な最期を遂げた犬の霊を祀ったものを念じ神と呼ぶ。この呪法は「イマ神念じ」と称され、かつて渡良浦の周辺で行われていたと語られている。人に憑いて富をもたらすとも祟るとも語られる犬神信仰は西日本各地に伝わるとされ、壱岐のイマ神念じもその系統に連なる呪法とみられる。
- 広まり方
- 『民間伝承』1936年掲載の山口麻太郎「蜑と犬神」に記録がある。
- 地域
- 長崎県壱岐市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ