やないのいぬごろしにたたられたいしゃ
柳井の犬殺しに祟られた医者
国内
未確認生物
- どんな話か
- 明治28年に没した医者が、風呂場で子を産んだ犬を殺させた祟りで自らも犬のようになり、孤独に死んだという話。
- 細部
- 柳井市に伝わる話で、明治二十八年に亡くなった波多野という医者にまつわるものである。あるとき自宅の風呂場で犬が子を産んでいるのに気づいた波多野は、近所の子供に命じてその犬を殺させてしまった。それからしばらくして波多野は次第に気がふれていき、しまいには自分自身が犬のような声で鳴き、四つんばいになって歩き回るようになったという。誰にも看取られることのないまま息を引き取ったと伝えられ、生き物を粗末に扱ったことへの報いとして語り継がれている。
- 広まり方
- 2002年の『山口県史資料編民俗1民俗誌再考』所収、伊藤彰「生老病死の民俗:山口県の祝事」に記録がある。
- 地域
- 山口県柳井市
- 年代
- 明治時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ