しずおかしのしろいぬのきゅうじょ
静岡市の白犬の救助
国内
未確認生物
- どんな話か
- 寛文3年、駿府在番の酒井伊予守に仕えた白犬が、谷に落ちた小坊主の帯をくわえて引き上げ命を救ったという話。
- 細部
- 寛文3年(1663年)、酒井伊予守が駿府の在番を務めていたころのこと、屋敷の小屋には一匹の白い犬が住みついていた。この犬はいつも伊予守のそばを離れずに前を歩くほどよく懐いていたので、伊予守は小坊主に命じて食べ物を与えさせるなどして可愛がっていたという。あるとき伊予守が遠回りの道を通って出かけた際、供をしていた小坊主が誤って谷へ転落してしまう出来事が起きた。すると、あの白犬がどこからともなく駆けつけ、小坊主の帯の結び目を口にくわえて引っ張り上げようとし、居合わせた人々もこれに手を貸して、無事に小坊主を救い出すことができたという。
- 広まり方
- 1974年刊『日本随筆大成 第2期』所収、神谷養勇軒「新著聞集」に記録がある。
- 地域
- 静岡県静岡市
- 年代
- 江戸時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ