きかいちょうのたからいぬとあにのまつろ
喜界町の宝犬と兄の末路
国内
未確認生物
- どんな話か
- 売れ残った花を海に投げた男がネインヤから授かった犬は猪を獲る宝犬で、それを妬んだ兄は自らの強欲によって命を落とした。
- 細部
- 花を売っていたある男が、売れ残った花を海に投げ入れたところ、ネインヤ(龍宮)の者から感謝され、一匹の犬を授かった。この犬を大切にもてなすと、猪を獲ってきてくれる不思議な力を発揮した。それを見て羨んだ男の兄は、弟から犬を借り受けたものの、犬が自分の言うことを聞かないことに腹を立てて殺してしまう。弟が犬の亡骸を埋めると、そこから竹が生え、天にある米蔵を突き破ったことで大量の米を得て男は金持ちになった。ところが兄が同じように竹を伸ばして天を突いたところ、突き破ったのは糞袋であり、降ってきた糞に押し潰されて兄は死んでしまったという。
- 広まり方
- 1934年の『旅と伝説』に掲載された岩倉市郎「十八 龍神と花売」に記録がある。
- 地域
- 鹿児島県喜界町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ