いいだのだいじゃをたおしたはやたろう
飯田の大蛇を倒した早太郎
国内
未確認生物
- どんな話か
- 主を守って大蛇に食いついた犬や、人身御供の身代わりに怪物を倒した早太郎の話が伝わる。
- 細部
- 奥山で休んでいた猟師が、連れの犬がしきりに吠えるのを疎ましく思い、山刀で首を落とした。ところが飛んだ首は岩の上で鎌首をもたげていた大蛇に食らいつき、主を救った。悔いた猟師は犬斬山の神としてこれを祀ったという。また光前寺では、迷い込んだ山犬の産んだ子の一匹を住職が引き取り、早太郎と名づけた。遠州の府中では氏神へ娘を人身御供に出す習わしがあり、宿った六部が光前寺のへえぼう太郎に知らせるなという声を聞いて信州まで捜しに来る。娘の代わりに箱へ入れられた早太郎は怪物を噛み殺し、血にまみれた体で寺へ帰り着くと、住職の顔を見て一声鳴いて息絶えた。その墓は今も寺にあると語られる。
- 広まり方
- 1989年刊『長野県史 民俗編 南信地方 ことばと伝承』第12編の神社の伝説および早太郎の項に収める。
- 地域
- 長野県飯田市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ