いのうもののけろく
稲生物怪録
国内
未確認生物
- どんな話か
- 1749年、備後国三次(現在の広島県三次市)に住む16歳の少年・稲生平太郎が、比熊山での肝試しの後、約1か月にわたって毎晩さまざまな怪異に見舞われたと伝わる実録怪談。
- 細部
- 肝試しからの帰宅後、平太郎の屋敷では正体不明の物音や巨大な顔、無数の妖怪の出現など連夜の怪異が続いたと伝わる。1か月が経った晩、妖怪たちの首領とされる山本五郎左衛門(俗に「魔王」とも称される)が姿を現し、平太郎の豪胆さを称えて怪異を鎮め、木槌を授けて去っていったという結末で締めくくられる。実在した人物・地名を伴う体験談として柏正甫本など複数の写本が伝わり、江戸後期には国学者・平田篤胤も紹介している。
- 広まり方
- 江戸時代から複数の写本や絵巻を通じて伝わり、平田篤胤による紹介で全国的にも知られるようになった。現在も三次もののけミュージアムなど地元の施設で継続的に紹介されている。
- 地域
- 広島県三次市
- 年代
- 江戸時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ