いのりくぎ
祈りくぎ
国内
儀式・遊び
- どんな話か
- 憎い相手を呪い殺すため、頭のない5寸くぎを関沢の薬師の大杉に打ち込む者がいたという丑の刻参りに似た話。
- 細部
- 誰かを深く憎んだ者が相手を呪い殺そうとするとき、頭を落とした5寸ほどのくぎを、関沢にある薬師堂の大きなすぎの木に打ち込むということが行われていたという。特定の木を対象にした呪詛の作法として語られており、いわゆる丑の刻参りに通じる呪術的な習俗が飯舘村にも密かに存在していたことを示している。憎悪という個人の感情が、村の信仰の場である大木を通路として発散されていた例といえる。
- 広まり方
- 1964年刊『福島県史 第23巻 民俗1』所収、岩崎敏夫・和田文夫・山口弥一郎「相馬郡飯館村民俗誌」(九・民間信仰 3 まじないその他)に記録がある。
- 地域
- 福島県飯舘村
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ