いにんびー
遺念火
国内
未確認生物
- どんな話か
- 灯台近くの岬に現れる遺念火は遭難した子を案じた親の霊とされ、山城には殺された女をめぐる遺念火の話も伝わる。
- 細部
- 久米島の灯台がある岬の方角からは、一つから六つほどの遺念火が現れたと伝えられる。海で遭難した子供を案じて海辺に通い続けた親の霊が、この火になったのだといわれている。終戦の少し前ごろまでは目撃されていたが、近年は見られなくなったといい、夏場によく現れたという。また山城部落には、ツラマカトゥという美しい女性に懸想していた男が、女に夢中になる様を憂えた兄によって殺されてしまったという話もあり、この男がいつも通っていた道筋で火をともし、それを持ち歩く様子が遺念火として語られている。
- 広まり方
- 1992年の『南島研究』に掲載された原田信之「沖縄・久米島の『マー』と『カーボーザー』」に記録がある。
- 地域
- 沖縄県久米島町
- 年代
- 昭和
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ