すおうおおしまのいなりげんかとたからごろも
周防大島の稲荷喧嘩と宝衣
国内
未確認生物
- どんな話か
- 鼻が利く貧しい男が殿様の宝衣探しを命じられ、稲荷堂に泊まると集まった稲荷様たちの喧嘩から盗んだ犯人を知る。
- 細部
- 八という貧しい男は、鼻でものを嗅ぎ当てる不思議な力を持っていた。かつて火事の火元や、問屋の主人が失くした茶釜のありかを次々に嗅ぎ出したことから評判になり、殿様が探していた宝物の衣の行方を突き止めるよう命じられる。夜に稲荷堂へこもり、供えられた品を食べて眠っていると、大勢の稲荷様が集まってきて、供物の少なさをめぐり言い争いを始めた。その口論の中で、一柱の稲荷が衣を盗んで堀に沈めたことを白状してしまい、八はそれを聞き取って殿様に伝え、褒美にあずかった。
- 広まり方
- 『旅と伝説』1933年掲載、田村豊吉「周防大島の昔話二つ」に収録された話である。
- 地域
- 山口県周防大島町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ