いなりさま
いなりさま
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 放置されたいなりさまが火の玉を飛ばし、信仰を巡る親子の諍いの末に他家へ移されると息子が行方不明になり錯乱したという祟り話。
- 細部
- ある家でいなりさまを長らく放っておいたところ、火の玉が飛ぶという怪異が起きた。これを見た信心深い老人が譲り受けて熱心に祀るようになったが、やがて老人とその息子との間でいなりさまの扱いをめぐっていさかいが起こり、いなりさまはよそへ移されてしまう。すると間もなく息子が行方知れずとなり、翌日山を越えた場所で錯乱した状態で見つかった。医者に診せても祈祷師に頼んでも症状は治らず、いなりさまの祟りだろうと語られた。
- 広まり方
- 1993年の『常民』所収、中央大学民俗研究会「岩手県和賀郡東和町 調査報告書」に記録されている。
- 地域
- 岩手県花巻市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ